AI時代最強/インプットを忘れない・定着させる方法

筆者はこれまで、書籍・動画での勉強、ニュースサイト、Kindleでの読書など、いくつものインプットを試みてきた。
…と書くと、クソ真面目な勉強家に聞こえるが、興味ある分野の書籍をたまに読んだり、関連動画を流し見したり、という程度である。

ただ、そういった「ふむふむ」というレベルの学び・納得の多くは、「勉強になったな」という満足感だけを残して、あまり身にならなかったように感じる。(実際は、目に見えないところでじわじわ効いているのかもしれないが。いや、そうであってほしいが)

実際、ドイツの心理学者・エビングハウスの忘却曲線によると、人間は覚えたことの7割以上を1週間で忘れてしまうらしい。
せっかく時間をかけて得た情報を、そのまま忘れてしまうのは勿体無い。今風に言うと、あまりに「タイパ(タイムパフォーマンス)」が悪い。

ということで、本記事ではインプットを定着させるためにおすすめの方法について紹介する。

目次

インプットを定着させる最良の方法はアウトプット

まず結論。
それは、インプットした内容をアウトプットすること
反復練習なども効果があると思うが、この情報過多な世の中で、同じ本や動画を繰り返し見るのはあまり効率的とは言えない。

アウトプットとは「インプットした内容を自分の言葉に置き換える」行為だ。
自分の言葉に置き換えるというのがポイントで、これはインプット内容を本当の意味で理解していないとできない。

インプットしたことをわかりやすく誰かに話したり記事に書いたりするのは意外と難しい。
実際にやってみるとわかるが、説明の順序を適切に組み立てたり、わかりやすい言葉に置き換えたり、時には自分の体験談や具体例を織り交ぜたりと、さまざまな工程が必要になる。
難しいが、この工程を踏むことで理解がより一層深まり、記憶に定着するというわけだ。

逆に、よくわからない説明になってしまったら、それはインプット内容を理解できていないということにある。
ただ、これはこれで反省につながるので、意味がないわけではない。

個人的におすすめのアウトプットは、ブログ(記事)を書くこと

アウトプットの手段としてよく語られるのは、「誰かに話す」こと。
確かに道具も不要だし、書くよりは手軽に思える。

しかし・・・  
残念ながら筆者の周りには、学んだことを都度議論できるような相手はおらず、毎回人を巻き込むのもハードルが高く感じてしまった。やった方がいいとは思いつつ、実行できなかった。

一人で完結できて、誰かに説明するのと同等の効果が得られる手段は何か?
筆者が出会った今のところの最適解が、この記事のように「ブログを書く」ことだ。

自分の好きなときに、インプットした内容を書き出して、Webサイトやnoteで公開する。

わざわざ公開しなくてもいいように思われるかもしれないが、個人的には公開するのがおすすめ。
「読者に伝える」という意識で文章を構成することは、擬似的に「人に教える」状況を作り出す。これが、深い理解と定着につながるのだ。

AIを活用し、ブログ記事執筆のハードルを下げる

ブログ記事がおすすめという話をしたが、文章に起こすのが楽、という話ではない。  
むしろ、書くのは話すより時間がかかり、「誰かに話す」よりも面倒だ。

ところが、ここ最近ちょっと様相が変わってきた。
文章に起こす作業をAIに代替してもらえるようになったのだ。

大量の情報を整理して纏める、という工程が簡略化されたことで、乱雑に書き殴ったレベルのインプット内容でも、十分に意味が持てるようになる。

まずはメモ書き(一次情報となるインプット内容)を蓄える

整理された文章は不要になったので、私たちのやるべきことは実にシンプル。
私たち自身が体験し、学んだり感じたりした「一次情報」を、メモとして蓄えていこう。

  • 今日学んだこと
  • お風呂でのひらめき
  • 読書中の感想
  • 仕事の愚痴や悩み

これらを、メモ帳アプリなどに放り込んでいくだけ。
後の整理はAIに任せるので、体裁などは気にせずガンガン保存していこう。

おすすめのメモツール:Obsidian

メモ書きを蓄えるツールには、iPhone標準搭載のメモアプリから、EvernoteやNotionなどたくさん存在する。

筆者が最近使い始めて特におすすめなのは、Obsidian というツールである。
AIが理解しやすいマークダウンという記法でローカル(PCやクラウド)に保存でき、後述するAIツール:Cursor または Antigravity で複数のメモを一括して読み込ませられるのがポイント。メモはフォルダ分けやタグ付けもできるので、関連するメモ同士を纏めておけるのもいい。無料で使えるので、ぜひ試してみてほしい。

メモ書きすらも、ボイスメモとAIで効率的に

乱雑なメモを取る行為すら面倒! ということなら、ボイスメモを使った音声入力もおすすめ。

使うのは、MacやiPhoneに標準搭載されているボイスメモアプリ。無料で使える。
今年に入って筆者も使い始めたが、なかなかの精度で音声を聞き取ってくれて、さらに文字起こしもしてくれる。録音した声を後から聞く、なんて面倒なことはしなくていい。

メモにするときは、文字起こしした内容を全コピーし、AIのチャット欄にそのまま貼り付けて、「纏めて」と指示するだけ。誤字脱字などもAIが予測して直してくれるし、「えーと」のようなフィラーも消してくれる。かなり便利だ。

溜め込んだメモをAIに読み込ませて、整理させる

次のステップは、溜め込んだ乱雑なメモ達をAIに読み込ませ、文章や図解に纏める作業だ。

以前だと、いくらメモを取っておいても、後日振り返って纏めるなんて面倒なことはできなかった。
が、今はChatGPTやGeminiなどを使って、一瞬で内容を整理することができる。

Obsidianに書き溜めた雑多なメモを、AIエージェントに渡し、

「今週のメモをまとめて、記事にして」
「この断片的な思考から、結論を導き出して」

と指示するだけ。

すでに整理された内容であれば、見返して再びインプットするのも簡単だ。

AIに纏めてもらうときは、どんな記事構成にするかなどを纏めたルールも渡すと更に効果的だが、難しい話はここでは割愛する。

おすすめのAIツール:Cursor / Antigravity

前述のメモツール:Obsidianとの相性抜群なAIツールが、CursorAntigravity だ。
この威力は使ってみないとわかりにくいのだが、AIに関連した複数のメモを共有するのが直感的で容易になる。また、メモをまとめた資料を同じフォルダに保存したり、一度保存した内容をAIで追記修正したりといったことも容易だ。

実際、Udemyなどでもお薦めされている方法である。
インプット → アウトプットのリサイクルを本格的に回していきたいなら、現状必須のツールといえる。

Udemy
【Cursor×Obsidian】分身AIをつくり独自コンテンツを超高速で生み出す!基礎から応用までの完全マスター講...

■あなたの「知識」、PCの奥で眠っていませんか?


「いつか形にしたい」と思いながら、積もっていく一方の読書メモ、書きかけのブ...

「保存」するだけでは覚えない。「編集」して初めて定着する

断片的に書き溜めたメモを、AIを使ってまとめ上げた後はどうするか?
そのまま記事として公開できれば楽だが、実際はそんな甘くない。

少なくとも本記事執筆時点(2026年2月)では、AIで100点満点の記事を出すことはできない。どうしても、自分の考えと違うところや突飛な展開が出てくる。ただ、これは考えてみればその通りである。乱雑なメモを適当に渡しているだけなのだから。

したがって、作られた文章を編集する作業 が最後に必要になる。

「なんだ、結局面倒なことはするのか」と思われるかもしれない。
確かに面倒ではある。この記事もAIで纏めてから自分で編集しているが、かなり面倒くさい。

とはいえ、一から書いていくよりはとっつき易い。
誤字脱字などのチェックも、AIに任せれば抜け漏れがなく一瞬。
そもそもの記事テーマを見つけるのも楽。

そして、やはり文章を整理していく中で思考が整理されるので定着していく。
理解が浅いところはもう一度調べようとなるし、新たな疑問や発見が見つかることもある。

従来は、メモを書き溜め、纏めて記事を作るだけの執筆者。
現代は、AIが執筆した内容を加筆修正する編集者。

そんな気分で、ぜひ取り組んでみてほしい。

可視化される積み上げが、さらなる好循環に

これまでは、メモを書き溜めても見返されることがなく、ゴミ山のように積み上がる状態だった。
結果、メモを取る意欲も削がれてしまっていた。

だが、今は状況が異なる。

  • Obsidianを使って日々の記録が積み上がっていき、それがAIを通じて整理される。
  • 整理された内容を編集し、アウトプットとして外部に公開する。
    • ここで、アウトプットした内容はコンテンツにもなり得る。
  • そのアウトプットは再び別の新しいメモと融合し、新たなアウトプットになる。
    • さらに深く定着するとともに、コンテンツは洗練される。

この循環が、個人的にはたまらなく気持ちいい。

今年に入り、筆者はインプットしたこと(AI活用術、アカウントBANで思うことなど)を次々と記事にしてみた。
今後もこのサイクルを続けて、インプットとアウトプットの質を高めていきたいと思う。

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