コスパとタイパを最大化する環境整備に、時間とお金を投資しよう

技術革新が早すぎる昨今、新しいツールや技術を積極的に取り入れる姿勢は極めて重要。それは自明だが、それ以上に筆者が重要だと感じているのが、先日も別記事に纏めた「環境整備」だ。

これはAIに限った話ではない。オフィスの掃除やデスクトップの整理整頓も含まれる。ただこれらは「重要だが緊急ではない」タスクの代表格であり、直接的な利益や成果物を生み出すわけではない。そのため、日々の忙しさに追われていると、やった方がいいとは思いつつどうしても後回しにしがちである。

さらに厄介なのが、現状維持バイアスの存在だ。今の環境でも仕事は回っている。慣れ親しんだ環境や手順を変えるには、「面倒くさい」「失敗したらどうしよう」という感情を乗り越えるためのエネルギーが必要だ。

・・・と偉そうに語っているが、筆者も腰が重いのは否定できない。
なかなか手が付けられなかったが、先週ようやく決心して、この「環境整備」に徹底的に時間を費やした。その具体的な内容を、本記事で残しておこうと思う。

目次

データの一元管理:Google Driveへの全面移行

かつての筆者のデータ管理は杜撰だった。

会社のメールはGmailを使っているにもかかわらず、ファイル保存にはOneDrive、メモにはEvernoteやNotion、さらにはローカルストレージと、データが様々な場所に分散していた。

結果、「昔作った資料はどこだっけ?」というデータを探す手間が発生。しかも厄介なのが、資料は更新毎に新しく保存されているため、単純な検索ではどれが最新のデータかわかりにくい(XXX.pdf、XXX_new.pdf、XXX_fixed.pdf、XXX_final.pdf、みたいなやつ)。これが複数のPCやクラウドに保存されているのだから、悲惨すぎる。

まぁ、この辺のファイル名の付け方議論は置いておいて、今回はデータの一元管理が目的。
あちこちに散らばったデータを、最近ますます便利になったGoogleのクラウド:Google Driveに移行した。

一元管理先としてGoogle Driveを選んだ理由は以下の通り。

  • 会社でGmailを使っていて、Google Workspaceを年間契約していること
  • そのままの契約内容(追加料金なし)でも、容量が2TBあること
  • GASを使ってオリジナルの自動化ツールを作れること
  • GeminiやNotebookLMといったAIツールと連携しやすいこと

使い勝手については、Google Driveのデスクトップアプリが使える。
これをインストールしておけば、Windowsのエクスプローラーからローカルファイルと同じ感覚で扱えるようになる。データを移行する手間だけはかかるが、作業性は以前と変わらない。

なぜ、最初からGoogle Driveを使わなかったのか・・・
やってみると、それまで渋っていたのが不思議に思えるくらいだ。

入力の効率化:トラックボールマウスの導入

次に導入したのが、一部のガジェット好きやインフルエンサーが絶賛しているトラックボールマウスだ。

ロジクール 静音 ワイヤレス トラックボール マウス

正直に言えば・・・これはめちゃくちゃ敬遠していた。

「親指でボールをコロコロするなんて、どう考えても使いづらそうだ」という先入観。
価格は機種によってピンキリだが、Amazonのベストセラーは約7,500円。マウスにしてはそれなりの投資である。失敗したくないし、別に今のマウスで困っていないし、マウスごときでそんな生産性上がるか?という感情もあった。

しかし、環境整備の一環として思い切って購入。

「最初の3日は我慢して使え」という先人の教えを信じ、不慣れな操作に耐えながら使ってみたところ・・・
まだ使いたてなので、「導入して正解」と言えるフェーズではないものの、「なるほど」というポジティブな感覚だ。

マウス本体を上下左右に動かす必要がないため、手首や腕への負担がほとんどない。マウスパッドも不要。以前は、マウスを動かす先に障害物があれば、いったんマウスを持ち上げて広いところに置き直して・・・という手間があったが、それもなくなった。

慣れるまで使いにくいのは間違いない。
が、一度この操作をマスターすれば、確かに劇的な作業性改善の予感がある。

日常的に使うものは、ちょっとした手間でも改善できるのであれば投資したほうが良いと、改めて教えられた。

開発環境の進化:Claude Codeの実装

最後は、開発者としての環境整備だ。
先日記事にもした通り、SNSで話題沸騰中のClaude Codeを導入した。

これは環境整備というよりは新ツールの導入に近い。
が、「いつでも最新の技術を使える状態にしておく」ことも重要な環境作りだと考えている。

筆者はすでに、CursorやAntigravityといったAIコーディングツールを日常的に使用している。が、とにもかくにもAIの進化が早すぎる。最新ツールに触れ続けるためには、触れ続けやすい環境整備も大切。

Claude Codeの導入は、ターミナルと呼ばれる普段使うことのない黒い画面からコマンドを叩き、Node.jsをインストールして、Claudeの有料プランを契約する必要がある。やってみると意外と簡単だったが、「無料でワンクリック」というわけではないので、手を付けるまでのハードルは高かった。

今回、Claude Codeを導入して使い方を学んだことで、Claudeの新サービスや高度なコーディング支援を、アプリ開発の現場で即座に利用できるようになったはず。最新技術が使いやすい環境にするのも、これからの時代には特に大切だ。

まとめ:環境整備は「未来の時間」を買う行為

一連の環境整備を通して感じたのは、これは単なる整理整頓ではなく、「新しい武器」を手に入れるプロセスだということ。

慣れたやり方でゴリ押しすれば、その日の仕事は終わるかもしれない。
しかし、そのスピードや効率はいずれ頭打ちになる。

環境整備は地味で、成果が見えにくい。
しかし、整えられた環境は、明日からの作業時間を確実に短縮し、思考のノイズを減らしてくれる。

これからも、定期的に自分の作業環境という「足元」を見直していきたいと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次