Obsidianを導入してみた/MacとiPhoneで連携するまでの道のり

2026年、AI活用の最初の一歩として、筆者はObsidianというメモアプリを導入してみた。昨年から大活躍のCursorが活かせるということで、SNSなどでちょっと話題になっているツールである。

本記事では、年明けのセールで購入した以下のUdemy講座を受講し、実際にインストールするまでの手順や使ってみた感想、今後の展望などをまとめている。

Udemy
Obsidian x Cursor 完全マスター講座/ AIエディタCursorで作るObsidianの第二の脳

情報が散らばって使えない...その悩み、解決します

メモは100個あるのに、必要な時に見つからない。読んだ本の内容も、会議の記録も、全部どこかに消えていく。

目次

Obsidianとは?

Obsidianは、公式サイトから無料でインストールできる、ローカル環境で動作するMarkdownベースのノートアプリだ。サインアップなども不要で、すぐに使い始められる。最大の特徴は、データを自分のデバイスに保存するため、プライバシーを重視するユーザーに最適であること。インターネット接続がなくてもアクセス可能で、クラウドサービスに依存しない点が魅力的だ。

NotionやEvernoteといった従来のメモアプリとは異なり、ObsidianはローカルファイルとしてMarkdown形式でノートを管理する。そのため、データの所有権が明確で、将来的にサービスが終了しても自分のデータは残る。また、プラグインによる拡張性が非常に高く、コミュニティが開発した豊富なプラグインを導入することで、自分好みのメモ環境を構築できる。

筆者がObsidianに興味を持った理由は、昨年末に購入したMacBook Air (M4)でAIツールを活用する中で、効率的なメモ環境が必要だと感じたからだ。特に、CursorなどのAI搭載エディターと連携して、アイデアや技術的な知見を整理したいと考えていた。

もちろん、ブログを書くときにも役立てる。実際、本記事はObsidianに書き溜めたメモをベースに、Cursorと連携して文章を作った。100%丸投げではなく、内容の精査や筆者の知見を加えたりする必要はあるが、下地としては十分な出来だ。

インストールとVaultの作成

Obsidianのインストールは非常にシンプルだ。公式サイトからMac用(もちろんWindows用もある)のインストーラーをダウンロードし、アプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップするだけで完了する。初回起動時には、ノートを保存するフォルダである「Vault(保管庫)」を作成するよう求められる。

Vaultの保存場所はデスクトップなどでも問題ないが、他のデバイスと連携するなら、OneDriveやGoogle Driveなどのドライブに作成するのが良いだろう。有料版のObsidian Syncを使えば、公式の同期サービスを利用できるが、少なくとも個人利用なら、有料版を選ぶ必要性はないと思う。

筆者の場合、iPhoneでもObsidianアプリを使いたかったのだが、ここで少し注意点がある。iPhoneアプリでは、Vaultの指定先にiCloud Drive以外のドライブを指定することができないようだ。そのため、結果的にiCloud DriveにVaultを作成することになった。できれば、普段利用しているOneDriveを使いたかったのだが、仕方ない。

ハマりポイントと解決方法

ここで筆者は少しハマってしまった。最初にMacで、VaultをOneDriveに作ってしまったため、MacのFinderでVaultをiCloud Driveに移動させたのだが、なぜかiPhoneアプリ側でVaultを検出できないという問題が発生した。

解決方法としては、iPhoneアプリで新規にVaultを作成し、そこにMacで作成したVaultを移動するという方法を取った。アプリで新規Vaultを作成すると、ObsidianというフォルダがiCloud Driveに作成され、その下にVaultが作成される。Macでは、FinderでObsidianのフォルダを見ることはできるが、非表示フォルダになっているため通常は見えない。「⌘」+「⇧」+「.」のショートカットキーで非表示フォルダを表示できるようになる。

こうして、アプリで作成したObsidianフォルダにOneDrive下のVaultを移動させ、iPhoneでもObsidianが使えるようになった。

ただ、一つ面倒だったことがある。それまでにインストールしていたプラグインが全てなくなってしまったので、再インストールが必要になった。フォルダの構成を見ると、.obsidianという隠しフォルダがあり、インストールしたプラグインはこの中のpluginsというフォルダに保管されている。今回、iPhoneアプリ側で新しく作成したVault(.obsidianも新規に作成された)にデータを移行したが、隠しフォルダの中身までは移行しなかったため、プラグインが失われてしまったのだろう。

Obsidianの魅力:プラグインによる拡張性

Obsidianの魅力の一つは、豊富なプラグインによる機能拡張だ。取り急ぎ、冒頭のUdemy講座で紹介されていたプラグインを導入してみた。

Editing tool bar
Markdown記法を覚えていなくても、ツールバーから簡単にテキストの装飾やリンクの挿入ができるプラグイン。太字や斜体、見出しなどのボタンをクリックするだけで、Markdown記法が自動で挿入されるため、初心者にも優しい。

iconize
ノートに絵文字やアイコンを簡単に追加できるプラグイン。ノートを右クリックすると、「Change icon」というメニューが表示され、様々なアイコンを表示できる。ノートの視認性が向上し、何より愛着が湧く。

Recent Files
最近開いたファイルを素早くアクセスできるプラグイン。現在はノート数が少ないのであまり恩恵を受けられていないが、ノートが増えた時は重宝しそう。

他にも使えそうなプラグインとして、「Excalidraw」や「Tasks」などがある。Excalidrawは手書きメモを取り入れることができ、iPadとApple Pencilを組み合わせれば、より直感的なメモ作成が可能になる。Tasksは、ノート内でタスク管理が可能で、Markdown形式で`- [ ]`と書くだけで、チェックボックス付きのタスクリストが作成できる。他にも、グラフビューでノート間の関連性を可視化したり、テンプレート機能でノート作成を効率化したりと、プラグイン次第で機能が大きく広がる。

Cursorとの連携と今後の展望

筆者がObsidianを導入した最大の理由は、Cursorとの連携だ。Cursorは、AIを活用したコードエディターとして、昨年から筆者の開発環境に欠かせないツールとなっている。Obsidianで技術的な知見やアイデアを書き溜め、それをCursorで整理したりアイデアを広げたりしたいと考えている。

また、ObsidianのMarkdown形式は、コードブロックやシンタックスハイライトにも対応しており、技術文書の作成にも適している。さらに、ノート間をリンクで繋げることで、知識のネットワークを構築できる点も魅力的だ。例えば、ある技術について調べたノートから、関連する別のノートへと自然に移動できるため、知識の体系化が容易になる。

何はともあれ、無事にMacとiPhoneで連携できるようになった。これまではiPhoneの純正メモアプリを使っていたが、後で読み返したり整理したりというのが忘れがち…というか面倒だった。これからはObsidianでメモを取り、さらに適当なタイミングでCursorと連携すれば、そういった問題も解消されるはず。

まだ使い始めたばかりだが、今後の活用が楽しみである。興味のある方は、ぜひObsidian公式サイトからダウンロードして、試してみてほしい!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次